まずは軽く結婚相談所のシステムを話します。
結婚相談所では、全国の会員さんとアプリを使用して繋がります。
会員さんはその中で気になった方へお見合いの申し込みをします。
お互いが一度会って話をしてみたいとなれば、お見合いの成立となり日程を調整していきます。
運命の人と出会えるまで繰り返していくことになるわけです。
まず、「お見合いのみを複数回繰り返したけど、良い人に出会えていない」という人です。
この場合、良い人で出会えていないのではなくて、「この人に決めた!」という人に出会えていないということでしょう。
考えようによっては「普通」ではないでしょうか。
マッチングアプリや、出会い系アプリとは違い結婚相談所は今すぐに結婚したい人だけの集まりです。
出会えれば、すぐに結婚となることも珍しくはありません。
今まで数十年間の独身生活を振り返った時に、どれだけの出会いがあったでしょうか。
年の差や、接する時間の差はあれど、数百人~数千人の人と出会っていますよね。
幼稚園に入った時から大学卒業までの学生期間、なんなら落としたハンカチを拾ってくれた人でさえ出会いです。
そういった瞬間で運命の人だと察知する力が弱かっただけなのかもしれません。
そう考えると、実は複数回お見合いした人の中に自分に合った人がいたのかもしれません。
それぞれ理想の人はいるはずです。
それは誰かの理想の人だということはわかりますよね。
誰もが理想の人と結婚できるのであれば、苦労はありません。
1人につき1人しか理想の人と考えるなんてないのです。
あなたにとって、結婚すべき良い人とはどんな人なのか考え直しましょう。
例えば、優しい人が好きだとします。
お見合いで優しい人と見分けるには時間が短過ぎます。
恋愛では半年から1年かけて、その人の優しさに触れるチャンスがあり、その人を「優しい人」と認識するでしょう。
それをたった1時間で感じるとしたら、かなりのお姫様扱いする必要があるでしょう。
そうした場合、今度は「男らしさが物足りない」など言い出すのです。
結婚相談所では仮交際の間に複数人と同時に交際することができます。
もちろん成婚する瞬間までというわけにはいきませんが、1人の相手に絞る時までは複数の人を同時に比較して選んでいきます。
逆に比較されており、選ばれなければなりません。
あなたが選べる立場なのか、選ばれることのできる人であるかをよく考えましょう。
誰しも結婚は初めての出来事です。
「どうしてこんな人と結婚したの?」
「人生でたった1人の人がこの人だったの?」
と思う夫婦っていますよね。
それは私も思います。
しかし、その人にとっては良い人だったのでしょう。
あなたは振り返ってみた時に1番良かった人はどの人ですか。
美女と珍獣のようなカップルがいた場合、美女が野獣を選んだと考えるべきです。
美女をレベル100とした場合、珍獣はレベル20くらいでしょう。
20から見たら100は高望みであり、100から見た20は選択することができる存在なのです。
結果、理想の人を見つけ、手に入れるには選択できる立場なのか、選択される立場なのかを考えましょう。
選択できる立場でないなら、選ばれる努力が必要なのです。
良い人に出会えないと考えるよりも、良い人に出会えた時のために、自分を磨き続けることを考えることが得策です。
自分のことがわからなくなっているのであれば、結婚相談所のカウンセラーに率直な意見をもらいましょう。
多くの婚活者を見てきたカウンセラーは出会った瞬間から指摘する必要がある部分をチェックしています。
意見を求め、聞き入れる姿勢であれば、的確な意見をもらえる事でしょう。
一人一人にあった指摘を守ることが必要なのです。
ネットで調べた当たり前の事や、万人向けのアドバイスではあなたには合わないかもしれません。
お見合いが成立した相手は自分のレベルと相応の相手。
理想の人と出会うには自分が誰かの理想の相手になるレベルにならなければならない。