
婚活をしていると、こんな気持ちになることはありませんか?
「最初はそれほどタイプじゃなかったけど、何度か会っているうちに気になってきた」
「少し気になるところはあるけれど、ここまで交際したんだから良い人だと思いたい」
「本当は違和感があるのに、自分の考えすぎかもしれない」
こうした気持ちには、心理学でいう「認知的不協和」が関係している場合があります。
認知的不協和とは、自分の考えや気持ち、行動などの間に矛盾が生じたとき、そのズレを解消しようとする心理です。
婚活では、交際を続けているうちに、
「ここまで会ったんだから、きっとこの人は良い相手なんだ」
と、自分の行動に合わせて気持ちを整理しようとすることがあります。
もちろん、実際に相手のことを知ることで、最初の印象が良い方向に変わることもあります。
だからこそ今回は、「本当に気持ちが変わった」のか、それとも「ここまで続けたから良いと思いたい」のかを考えるヒントとして、認知的不協和についてご紹介します。
認知的不協和とは、自分の中にある考えや気持ち、行動などに食い違いが生じたとき、その不快な状態を解消しようとする心理的な傾向です。
例えば、
「健康のために運動したほうがいい」と思っているのに、運動をしない。
「節約したい」と思っているのに、高価なものを買ってしまう。
このようなとき、
「今日は忙しかったから仕方ない」
「これは必要な買い物だった」
などと考えて、自分の中にある矛盾を小さくしようとすることがあります。
婚活でも、
「この人とは少し合わないかもしれない」
と思いながら交際を続けていると、
「でも、良いところもある」
「何回も会っているんだから、きっと相性がいいんだ」
と、自分の行動に合わせて相手への評価を変えることがあります。
もちろん、それが必ず悪いことというわけではありません。
実際に相手を知ったことで、評価が良い方向に変化することもあるからです。
大切なのは、自分の気持ちがどう変化しているのかを冷静に確認することです。

仮交際で何度もデートを重ねると、
「せっかくここまで会ったんだから」
という気持ちが出てくることがあります。
さらに、
「相手も自分を気に入ってくれている」
「時間も使った」
「いろいろな話をしてきた」
となると、交際を終了することに抵抗を感じることもあります。
しかし、ここで一度、
「私は今、この人と会いたいと思っているだろうか?」
と考えてみることが大切です。
過去に何回会ったかと、今後も会いたいかは、同じ問題ではありません。
例えば、相手の金銭感覚や生活習慣などに気になる部分があったとします。
最初は、
「ここは少し合わないかもしれない」
と思っていたのに、交際が進むにつれて、
「まあ、これくらいなら大丈夫」
「他の部分は良い人だから」
と考えるようになることがあります。
もちろん、相手の欠点を含めて受け入れられるようになることはあります。
それは、結婚相手を探すうえで自然なことです。
ただし、本当に受け入れられるようになったのか、それとも交際を続けるために無理やり納得しているのかは、一度考えてみてもよいでしょう。
婚活では、家族や友人、担当カウンセラーなどから、
「いい人だね」
「条件も良さそうだね」
と言われることがあります。
もちろん、周囲の意見は参考になります。
しかし、周囲から良い評価を受けるほど、
「みんなが良いと言っているんだから、きっと自分も好きなはず」
と考えてしまうこともあります。
結婚するのは自分自身です。
だからこそ、周囲の評価だけではなく、自分が実際にその人と一緒にいるときにどう感じるのかも大切にしましょう。

まず、
「私は今、この人と一緒にいてどう感じているのか?」
を考えてみましょう。
そして、
「何回会ったか」
「どれだけ時間を使ったか」
「どれだけ努力したか」
という過去の行動とは、一度切り離して考えてみます。
過去にどれだけ時間を使ったかと、これからどうしたいかは別の問題です。
もちろん、これまで築いてきた信頼や思い出には大きな意味があります。
ただ、それだけを理由に今後を決めないことも大切です。
交際を続けるか迷ったときには、
「次にこの人と会えるとしたら、どんな気持ちになるだろう?」
と考えてみましょう。
「楽しみ」
「もっと話したい」
「もう少し相手のことを知りたい」
という気持ちはあるでしょうか。
それとも、
「断るのが申し訳ない」
「ここまで来たから」
「また一から婚活するのが大変だから」
という気持ちが中心でしょうか。
ここを整理すると、自分が交際を続けたいと思っている理由が見えやすくなります。
もう一つ、こんな質問を自分にしてみるのもよいでしょう。
「もし今日初めてこの人のプロフィールを見たとしても、会ってみたいと思うだろうか?」
過去の交際期間や思い出をいったん横に置くことで、今のお相手に対する自分の気持ちを考えやすくなる場合があります。
もちろん、実際には過去の積み重ねがあるからこそ生まれた信頼もあります。
そのため、過去をすべて無視する必要はありません。
あくまで、
「これまで付き合ってきたから」
という理由と、
「今、この人と会いたい」
という気持ちを分けて考えるための方法です。
ここまで読むと、
「じゃあ、交際中に迷ったら終了したほうがいいの?」
と思うかもしれません。
もちろん、そういう意味ではありません。
婚活では、最初から強い恋愛感情がなくても、何度か会って相手のことを知ることで、少しずつ気持ちが育つことがあります。
最初はタイプではなかったけれど、
「一緒にいると安心する」
「話していると自然体でいられる」
「思った以上に価値観が合う」
など、新しい発見があることもあります。
これは、無理に自分を納得させているのではなく、実際に相手を知ったことで自分の評価が変化したということです。
だからこそ、
「最初から好きではなかった」
という理由だけで判断する必要もありません。
大切なのは、今の自分が相手と向き合ってどう感じているのかです。

婚活では、これまでの交際期間が長くなるほど、決断が難しくなることがあります。
「ここまで頑張った」
「ここまで会ってきた」
「相手も自分を大切にしてくれている」
こうした積み重ねは、決して無駄ではありません。
むしろ、相手を知るために必要な大切な時間です。
ただし、結婚相手を決めるときには、過去にどれだけ時間を使ったかだけではなく、これからどんな関係を築いていきたいのかを見ることも重要です。
「この人となら困ったときに話し合えそう」
「一緒にいると安心できる」
「お互いに無理をせず生活できそう」
「これからも相手のことを知っていきたい」
そんな気持ちがあるのであれば、その気持ちも大切にしてみてください。
婚活では、「この人でいいのかな?」と迷うことは珍しくありません。
むしろ、結婚という大きな決断だからこそ、簡単に決められないのは自然なことです。
そんなときに大切なのは、
「ここまで来たから、この人でなければならない」
と考えることではありません。
同時に、
「少し迷ったから、この人ではない」
と決めつけることでもありません。
「今の自分は、この人とどう向き合っているのか?」
「これからも、この人のことを知っていきたいと思うか?」
そんな問いかけをしてみることで、自分の気持ちが整理されることがあります。
迷ったときは、一人で答えを出そうとせず、担当カウンセラーに今の気持ちをそのまま話してみるのも一つの方法です。
自分では気づかなかった気持ちや、本当に気になっているポイントが見えてくることもあります。
認知的不協和とは、自分の考えや気持ち、行動などの間に矛盾が生じたとき、そのズレを解消しようとする心理的な傾向です。
婚活では、
「ここまで会ったんだから」
「これだけ時間を使ったんだから」
「周りも良い人だと言っているから」
という理由から、自分の気持ちを後から説明しようとしてしまうことがあります。
そんなときは、
今の気持ちと、これまでの行動を分けて考える
また会いたいと思う理由を考える
過去の積み重ねだけでなく、これからの関係を見る
相手を知ったことで本当に気持ちが変化したのかを考える
心理学の知識だけで交際の結論を出さない
ということを意識してみましょう。
婚活において大切なのは、過去の選択を正当化することではありません。
これからどんな人生を、どんな相手と一緒に歩んでいきたいのかを考えることです。
迷ったときこそ、自分の気持ちを一度整理してみましょう。
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