
こんにちは。
結婚相談所こぐまりっじです。
前回は、自分と似ている部分を持つ相手に親しみや安心感を抱きやすい「類似性の法則」についてご紹介しました。
趣味が似ている。
休日の過ごし方が近い。
価値観に共通する部分がある。
このような共通点は、お見合いで会話を始めやすくしたり、交際中に「この人とは話が合う」と感じるきっかけになったりします。
しかし、婚活では反対のこともあります。
「自分とは全然違うタイプなのに、なぜか一緒にいると心地いい」
「自分にないものを持っていて魅力を感じる」
「苦手なことを自然にやってくれるので助かる」
このような関係もあります。
そこで今回は、前回の「類似性の法則」と対になるテーマとして、補完性の原理について考えてみましょう。
補完性の原理とは、簡単に言えば、
自分にないものを持っている相手や、自分の苦手な部分を補ってくれる相手に魅力を感じることがある
という考え方です。
例えば、
自分は慎重な性格だけれど、相手は行動力がある。
自分は人と話すのが苦手だけれど、相手はコミュニケーションが得意。
自分は細かいことを気にしやすいけれど、相手は大らか。
自分は計画を立てるのが好きだけれど、相手はその場を楽しむのが得意。
このように、お互いが違うからこそ、
「自分にはない魅力がある」
と感じることがあります。
婚活では、「似ているか」「違っているか」のどちらかだけで相性を判断することはできません。
むしろ、
似ている部分で安心し、違う部分で補い合える
という関係が、心地よい関係につながることもあります。

婚活をしていると、
「価値観が似ている人がいい」
という方がいます。
一方で、
「自分とは違うタイプの人に惹かれる」
という方もいます。
では、結婚相手として向いているのは、どちらなのでしょうか?
結論から言えば、
すべてが似ている必要もなければ、正反対である必要もありません。
重要なのは、
どの部分が似ていて、どの部分が違っているのか
です。
例えば、結婚生活の土台になる部分。
お金の考え方
結婚生活への価値観
子どもについての考え
家族との関係
住む場所
仕事への考え方
こうした重要な部分について大きな違いがある場合、結婚後に問題になる可能性があります。
一方で、
性格
趣味
得意なこと
苦手なこと
行動パターン
などについては、違いがあることで、お互いを補い合える場合があります。
例えば、自分が慎重なタイプだとします。
何かを決めるときには、
「失敗しないだろうか」
「もっと調べてから決めた方がいいのではないか」
と考えることが多いかもしれません。
そんな人が、行動力のある相手と出会った場合、
「自分にはない考え方を持っている」
「一緒にいると新しいことができそう」
と魅力を感じることがあります。
反対に、行動力がある人にとっては、慎重な相手が、
「自分が見落としていることに気づいてくれる」
「一度立ち止まって考えてくれる」
存在になることもあります。
このように、
自分と違うからこそ価値がある
と感じることがあります。

婚活では、相手と意見が違ったとき、
「価値観が合わないのかもしれない」
とすぐに考えてしまう方もいます。
しかし、意見の違いがあることと、相性が悪いことは同じではありません。
例えば、
自分は旅行の計画を細かく立てたい。
相手は、その場で自由に決めたい。
これは違いです。
しかし、
「今回はあなたが計画して、次は自由に決めてみよう」
と、お互いに楽しめるのであれば、大きな問題ではないかもしれません。
大切なのは、
違いがあることではなく、その違いをどう扱えるか
です。
補完性のある関係は、
「相手が自分の足りない部分をすべて補ってくれる」
ということではありません。
例えば、
「自分は片付けが苦手だから、相手に全部やってもらえばいい」
「自分はお金の管理が苦手だから、全部任せればいい」
という関係では、相手に負担が集中してしまいます。
補い合うとは、
相手の得意なことを尊重し、自分もできることを相手のために行う
という関係です。
例えば、
自分は料理が得意。
相手は掃除が得意。
だからといって、
「料理はあなた、掃除は私」
と完全に固定しなければならないわけではありません。
お互いの得意なことを活かしながら、苦手な部分を助け合う。
そのような関係が、補完性のある関係といえるでしょう。

お見合いでは、共通点を探すことが多いと思います。
もちろん、共通点は会話を始める上でとても便利です。
しかし、
「自分とは違うから合わない」
とすぐに判断してしまうのは、少し早いかもしれません。
例えば、
自分はインドア派。
相手はアウトドア派。
このとき、
「趣味が違うから難しい」
と考えることもできます。
しかし、
「普段どんなところに出かけるんですか?」
「アウトドアが好きになったきっかけは何ですか?」
と聞いてみる。
すると、
「それは少し面白そう」
「一度くらいなら一緒に行ってみたい」
と思うこともあります。
相手との違いは、
相性が悪い証拠ではなく、新しい世界を知るきっかけ
になる場合もあります。
補完性の原理を婚活で考えるときに大切なのは、
実際に一緒に過ごしたとき、自分がどう感じるか
です。
例えば、自分と違うタイプの相手と一緒にいると、
「刺激があって楽しい」
と感じる人もいます。
一方で、
「いつも相手に合わせる必要があって疲れる」
と感じる人もいます。
違いが魅力になるか。
違いがストレスになるか。
これは、実際に会ってみなければ分からない部分もあります。
仮交際では、
「似ているか」
だけではなく、
「違う部分がある相手と一緒にいて、自分は心地いいか」
という視点も持ってみましょう。

恋愛や婚活では、
「話が合う」
ことが重要に感じられることがあります。
もちろん、それも大切です。
しかし、結婚生活では、
お互いの得意なことが違う
ことが強みになる場合があります。
例えば、
一人は家計管理が得意。
もう一人は料理が得意。
一人は人との交渉が得意。
もう一人は情報収集が得意。
一人は計画を立てるのが得意。
もう一人は予定変更に柔軟に対応できる。
すべてを一人でできる必要はありません。
結婚生活は、
二人で一つの生活を作っていく
ものです。
だからこそ、自分にないものを持っている相手が、生活の中で大きな支えになることもあります。
ここで注意したいのが、
正反対の人同士なら相性が良い
というわけではないことです。
例えば、
一人は節約を大切にする。
もう一人は、お金を使うことを楽しみにしている。
この違いが大きすぎると、結婚後に衝突する可能性があります。
また、
一人は常に一緒にいたい。
もう一人は、一人の時間を非常に大切にしたい。
という場合も、お互いが理解できなければ負担になるかもしれません。
重要なのは、
違いがあるから惹かれることと、違いがあるまま一緒に生活できることは別
だということです。
婚活では、
「違うから面白い」
という段階から、
「違いがあっても話し合えるか」
という段階へ進むことが大切です。

真剣交際に進んだら、
「この人となら助け合えそう」
という感覚を、具体的に考えてみましょう。
例えば、
自分が仕事で忙しいとき、相手はどう接してくれるか。
相手が疲れているとき、自分は何ができるか。
意見が違ったとき、話し合えるか。
どちらかが苦手なことを、もう一人が自然にサポートできるか。
結婚生活では、楽しいことばかりではありません。
仕事。
家事。
子育て。
家族の問題。
体調の変化。
予想していなかった出来事も起こります。
そんなとき、
「自分とは違うから理解できない」
ではなく、
「自分とは違うからこそ、違う方法で支えてくれる」
と思える関係は、大きな強みになるかもしれません。
前回ご紹介した「類似性の法則」と、今回の「補完性の原理」。
一見すると、正反対の考え方に見えるかもしれません。
しかし、婚活ではどちらか一方だけが正しいわけではありません。
例えば、
金銭感覚
結婚への価値観
家族についての考え方
生活リズム
将来の方向性
性格
得意なこと
苦手なこと
趣味
行動パターン
考え方の視点
もちろん、これは絶対的なものではありません。
しかし、
生活の土台となる部分には共通点があり、日常の中では違いを楽しめる。
このような関係は、バランスが取りやすい場合があります。

補完性の原理は、自分にないものを持っている相手に魅力を感じたり、お互いの違いによって支え合える関係について考えるヒントになります。
婚活では、
「自分と似ているから相性が良い」
「自分と違うから相性が悪い」
と単純に判断する必要はありません。
大切なのは、
その違いによって、お互いが苦しくなるのか。
それとも、お互いの世界が広がるのか。
ということです。
自分と似ている部分には安心感があります。
一方で、自分と違う部分には、新しい発見や魅力があります。
そして結婚生活では、
似ている部分で安心し、違う部分で支え合う
という関係が理想的な形の一つになるかもしれません。
婚活で相手と出会ったとき、
「自分と違うから合わない」
とすぐに判断するのではなく、
「この違いは、お互いを補い合える違いだろうか?」
と考えてみてください。
相手との違いの中に、意外な相性の良さが隠れているかもしれません。
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