
婚活でお相手と出会ったとき、こんな経験はありませんか?
「この人とは、あまり合わないかもしれない」
そう感じたあと、相手の話し方や仕草、ちょっとした言葉が気になり、ますます「やっぱり合わない」と思ってしまう。
反対に、「この人は素敵だな」と感じると、多少気になる部分があっても、あまり気にならなくなることもあります。
こうした判断に関係する心理的な傾向の一つが、確証バイアスです。
婚活では、限られた時間の中でお相手を判断する場面が多くあります。だからこそ、自分の思い込みに気づくことが、より納得できるお相手選びにつながるかもしれません。
今回は、確証バイアスの意味と、婚活で意識したいポイントをご紹介します。
確証バイアスとは、自分がすでに持っている考えや仮説を支持する情報に目が向きやすく、それに反する情報を軽く扱ってしまう傾向のことです。
例えば、ある人について「この人は几帳面だ」と思っているとします。
すると、その人が時間をきちんと守ったときには、
「やっぱり几帳面な人だ」
と感じやすくなります。
一方で、予定を少し忘れたときには、
「今回はたまたまだろう」
と受け止めるかもしれません。
逆に、最初から「この人はだらしないかもしれない」と思っていると、同じ出来事でも違った意味に受け取る可能性があります。
つまり、目の前の出来事をそのまま見るのではなく、自分の考えに合うように解釈してしまうことがあるのです。

プロフィールを見て、
「趣味が合わなさそう」
「仕事が忙しそうだから、会う時間がなさそう」
「自分とは性格が違いそう」
と感じることがあるかもしれません。
もちろん、プロフィールはお相手を知るための大切な情報です。
ただし、書かれている内容だけで相手の人柄や結婚生活まで決めつけてしまうと、実際に話してみることで分かる魅力を見逃してしまう可能性があります。
例えば、趣味が違っていても、お互いの趣味を尊重できる関係を築けるかもしれません。
仕事が忙しくても、二人で相談しながら時間を作ることができるかもしれません。
プロフィールは判断材料の一つですが、その人のすべてを表しているわけではありません。
お見合いで少し気になることがあると、その後も同じような部分に意識が向いてしまうことがあります。
例えば、
「話し方が少し苦手だな」
と思ったあとに、相手の言葉遣いや会話の間が何度も気になってしまうケースです。
その一方で、相手が自分の話を丁寧に聞いてくれたことや、気遣いを見せてくれたことには、あまり意識が向かなくなるかもしれません。
気になる部分を無視する必要はありません。
ただ、気になる点だけでなく、良かった点も同じように振り返ることが大切です。
仮交際中に、
「この人は自分の気持ちを分かってくれない」
と思い始めると、相手の言動をその考えに結びつけて受け止めてしまうことがあります。
例えば、相手からの連絡が少ないと、
「やっぱり自分に興味がないんだ」
と感じるかもしれません。
しかし、連絡の頻度だけでは、相手の気持ちを正確に判断できない場合もあります。
仕事の忙しさや連絡に対する考え方など、さまざまな事情が考えられます。
もちろん、連絡頻度が自分にとって重要な条件であれば、確認しておくことは必要です。
大切なのは、事実と、自分がそこから推測したことを分けて考えることです。

お相手の言動が気になったときは、次のように分けて考えてみましょう。
例えば、
事実:
「相手からのLINEが昨日は来なかった」
自分の解釈:
「自分に興味がなくなったのかもしれない」
この二つは同じではありません。
事実は実際に起きたことですが、解釈は自分がそこから考えたことです。
解釈が間違っていると決めつける必要はありませんが、事実と区別することで、別の可能性にも目を向けやすくなります。
「この人とは合わないかもしれない」と感じたときは、あえて次のように考えてみましょう。
「そう感じた理由は何だろう?」
「反対に、良いと感じた部分はなかっただろうか?」
「自分の考えとは違う見方もできるだろうか?」
例えば、会話が少しぎこちなかったとしても、相手が緊張していた可能性があります。
また、趣味が違っていても、価値観や生活への考え方は合っているかもしれません。
無理に相手を好きになる必要はありません。
ただ、自分の考えを裏付ける情報だけでなく、異なる情報も確認することが大切です。
一度の言動だけで、お相手の人柄や交際の可能性をすべて判断するのは難しいことがあります。
例えば、お見合いで少し会話が弾まなかったとしても、二人とも緊張していたのかもしれません。
一方で、何度も同じ問題が起こる場合には、相性や価値観の違いとして考える必要があるでしょう。
大切なのは、何でも許容することではありません。
一度の出来事なのか、繰り返されている傾向なのかを見極めることです。
確証バイアスについて知ると、
「自分の判断は間違っているのだろうか?」
と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、確証バイアスがあるからといって、自分の感じたことをすべて否定する必要はありません。
お相手と話していて違和感を覚えることもあります。
価値観が合わないと感じることもあります。
結婚生活を考えたときに、どうしても譲れない条件があるのも自然なことです。
大切なのは、違和感を無視することではなく、その違和感が何から生まれているのかを丁寧に考えることです。
「自分の思い込みかもしれない」と考えることと、「自分の気持ちを我慢すること」は違います。
自分の気持ちも、お相手の事情も、両方を大切にしながら判断していきましょう。
婚活では、どうしてもお相手の条件や人柄を見極めようとします。
それは結婚相手を探すうえで必要なことです。
ただ、ときには自分自身の考え方にも目を向けてみましょう。
「なぜ自分は、この人を合わないと感じたのだろう?」
「その判断は、実際の出来事に基づいているだろうか?」
「相手の良いところにも目を向けられているだろうか?」
こうした問いかけは、お相手を無理に受け入れるためのものではありません。
自分が納得できる判断をするためのものです。
相手を知ることと、自分の考えを知ること。
その両方を大切にすることで、婚活での判断をより落ち着いて行えるようになるでしょう。

確証バイアスとは、自分がすでに持っている考えを支持する情報に注目し、それに反する情報を軽く扱ってしまう傾向です。
婚活では、プロフィールやお見合い、交際中のちょっとした出来事をきっかけに、確証バイアスが働くことがあります。
意識したいポイントは、次のとおりです。
事実と自分の解釈を分けて考える
気になる点だけでなく、良かった点にも目を向ける
自分の考えと反対の情報も確認する
一度の出来事だけで結論を出さない
違和感を無視せず、その理由を丁寧に考える
婚活では、相手を見極めることが大切です。
そして同時に、自分の判断が思い込みに引っ張られていないかを振り返ることも大切です。
自分の気持ちを大切にしながら、目の前のお相手をできるだけ公平に知ろうとする姿勢が、納得できるご縁につながるかもしれません。
婚活をしていると、相手のちょっとした言葉や行動が気になってしまうことがあります。
それは、真剣に結婚相手を探しているからこそかもしれません。
ただ、気になる部分が見つかったときには、少しだけ立ち止まって、
「自分は今、相手のどんなところを見ているのだろう?」
と考えてみてください。
良いところだけを見る必要も、悪いところだけを見る必要もありません。
大切なのは、相手のことを知り、自分の気持ちも確かめながら、納得できる判断をすることです。
こぐまりっじでは、会員様が一人で悩みを抱え込まず、お相手との関係やご自身の気持ちを整理できるようサポートしています。
迷ったときは、ぜひ一緒に考えていきましょう。

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